新しい年を迎えて
昨年はどんなに注意していてもトラブルは起こるということを痛感した年だった.
プロとして不注意の責任は負わなければいけないが,いくら注意していてもトラブルは思わぬ方向から突然やってくる.
術前にいろいろなリスクについて話しても,全ての可能性を説明し尽くせることはないし,全てを想像できるわけでもない.そもそもそうした説明も激しい感情の前では吹き飛んでしまう.
密室の手術室の中でわれわれが精一杯仕事をしていることを証明するには,言葉ではなく家族の見ている前での医療行為で時間をかけて納得してもらうしかないのだ.
これまで,手術の前の説明では一通りのリスクの説明はするが,なるべく患者さんの不安を取り除くように,励ますように心掛けてきた.これからもそうしたい.しかしそれでよいのだろうかという思いも少し頭に浮かぶようになった.
年を取ったということか?
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