ボストンマラソンの爆弾テロは,幸運な時と場所に起こった
麻酔科医の見た惨劇
・5カ所の世界的な外傷センターから2マイル以内の位置
・4月という温暖な気候
・午後3時のシフト交代時刻で多くの救急職員が病院にいた
・休日で定時手術が少なく,手術室が空いていた
・現場に救急要員が数多くいた
・頭部,心臓,胸部、腹部の外傷が少なかった(下肢の外傷が多かった.その他顔,上肢の熱傷)
それでも病院は混乱していて,
・携帯電話は使用できなかった
・電子カルテも入力している余裕はなかった
・患者の胸部にサインペンで最小限の情報を書き込んであるのがとても役に立った
・同意文書等取る余裕はなかった
・疼痛管理が重要だった
・患者は驚くほど冷静だったとあるが,ボストンという土地柄のせいか?
アメリカでは経験したことがないタイプの災害医療だったようです.
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